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糖尿病リスク予測ツールのご紹介
加入者の皆さんへ
「糖尿病※1」という病名を一度は聞いたことがある方は、多い事と思います。
この糖尿病にかかるリスクを予測するツールをご紹介いたします。このツールは、国立国際医療研究センター※2が、関東・東海地域に本社を置く企業が参加した職域多施設研究(J-ECOHスタディ)で収集されたデータのうち、約12万件の匿名化された健康診断データをもとに、開発したものです。
このシステムは、糖尿病と診断された事が無い30歳~64歳の方を対象としています。
同姓・同世代との比較や生活習慣のアドバイスも表示されます。
基本項目14件、追加項目(血液データ)9件の健診データを入力するだけです。
基本項目14件のみでもリスクを算出してくれます。
一度、試してみてください。ちなみに私は4.2%(同姓・同年代のリスクは8.9%)でした。
https://www.ncgm.go.jp/riskscore/
※1:糖尿病とは
インスリンというホルモンの不足や作用低下が原因で、血糖値の上昇を抑える働き(耐糖能)が低下してしまうため、高血糖が慢性的に続く病気です。
重症になると血液中の糖が尿にあふれ出ることで甘い匂いがするのためその名がありますが、診断は尿糖ではなく空腹時血糖や75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)などの血液検査によって行われます。
1型糖尿病と2型糖尿病があります。1型はインスリン依存型とも呼ばれ、自己免疫疾患などが原因でインスリン分泌細胞が破壊されるもので、インスリンの自己注射が必要です。一方で2型はインスリン非依存型と呼ばれ、遺伝的要因に過食や運動不足などの生活習慣が重なって発症します。その他の特定の疾患や機序(メカニズム)によるものや妊娠糖尿病がありますが、多くは2型であり、日本ではその疑いがある人(可能性を否定できない人を含む)は成人の6人に1人、約1870万人にのぼっています。
糖尿病の恐さは、自覚症状のないままに重篤な合併症が進展することで、微小な血管の障害である網膜症・腎症・神経障害の三大合併症のほか、より大きな血管の動脈硬化が進行して心臓病や脳卒中のリスクも高まります。
生活習慣の改善によって糖尿病を発症する手前で防ぐ1次予防、たとえ発症してもあきらめずに血糖値を良好にコントロールして健康に生活する2次予防、さらに合併症の発症をくい止める3次予防がいずれも重要になってきます。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
「厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネット」より【e-ヘルスネット > 健康用語辞典 > 生活習慣病予防 > 糖尿病】より
※2
国立国際医療研究センターとは、1868(明治元)年10月に江戸城山下門内に設置された兵隊仮病院にそのルーツを発した厚生労働省管轄の国立研究開発法人。感染症・免疫疾患並びに糖尿病・代謝疾患等に関する研究や高度総合医療を提供するとともに、医療の分野における国際協力や医療従事者の人材育成を総合的に展開している。